【Chateau Rauzan Segla 2006】
1994年にシャネル・グループが買収して以来、劇的なまでに品質向上を果たし、人気と実力を兼ね備えたシャトー!
1661年、貿易商のローザン氏によって創設された歴史あるシャトー。フランス革命により【ローザン・ガシー】と分割されましたが、1855年の格付けでは、【ムートン・ロートシルト】に次ぐ、2級の2番目という高い評価を得ています。
1960年代、70年代には、その格付けに見合った評価がされない時期もありましたが、80年代に入ってからは、発酵槽をステンレス製に一新するなど、評価を高めてきました。また、1994年にシャネルがオーナーとなってから、減農薬栽培を取り入れ、大規模な排水設備の完備、セラーの新設など、総額6億円にも及ぶ投資と数々の改革を行い、2級最高位の名声を完全に取り戻したのです。
メドック格付け第2級の実力そのままに、現在のローザン・セグラは骨太で力強く、凝縮された果実味と、男性的なまでのタンニンを誇ります。それゆえに長期熟成タイプなので、忍耐が必要ですが、熟成後が楽しみなスケール感のあるワインです。