ここ最近で最も面白かったと思う本の下巻です。
上巻を読んでから、買った方がいいかもしれません。少し難しい学問的内容があるので合わない人もいるかもしれません。
少し生物学、薬学の知識があるとなお楽しく読めると思います。
この本のすごいところは、専門的内容を妥協せずに調べに調べ尽くした上で書かれているため、本当に存在するかのような病気やそれに対する研究、実験の方法など読者を吸い込ませる要素が惜しみなく詰め込まれているということです。
また、話の展開はいくつかに分かれて進んでいくが、最後にすべてがつながるという完成度の高い作品だと思います。
ミステリー作品です。
登場人物が、その後起きる大きな展開に巻き込まれていくといった感じです。