ダンディズムを楽しむ薫りの一杯。オクトモアは、アイラ島1のピートを誇る男のウィスキーと言っても過言ではない。
その飲み口は、まるで上質な葉巻を加えたかのような錯覚をさせる。初めて飲む時は、その癖の強さから嫌煙してしまうが、飲んでしばらく経つと、どうにもこうにも懐かしくなってしまうのである。
そんなオクトモアのあてには、あえてスモークチーズを勧めたい。スモーキーなチーズに、スモーキーなオクトモア。その強過ぎる個性がかえってチーズの香りを引き立たせる。
大人の男の晩に、ひっそりと楽しんで頂きたい一杯なのである。