ROOMをもっと楽しくする写真術(前編)
自分のセンスに響いた好きなものを集めた自分のROOM。
それを伝える写真も上手におしゃれに撮って、my ROOMを飾りたいもの。
そこで、フォトライターとして活躍するセソコマサユキさんに、
あなたがアイテムに感じる「ステキ」を写真に撮るコツを教えてもらいました。
セソコマサユキ / Masayuki Sesoko
カメラ雑誌やライフスタイル雑誌、また書籍の編集者としてキャリアを積んだ後、独立して沖縄へ移住。著書『あたらしい沖縄旅行』(WAVE出版)では撮影(一部)・取材・執筆をつとめ、ものづくりの視点から新しい沖縄の魅力を伝えている。観光情報サイト「沖縄CLIP」では編集長を務め、写真の撮り方ワークショップで講師をすることも。
http://masayukisesoko.com
伝えるための写真を撮ろう
みなさんは日頃から写真を撮られていますか? 日常の風景を記録するスナップ写真なら、友人と遊んでいる時、旅行、楽しいとき、気持ちの赴くままにシャッターを切れば、それがすてきな思い出になりますよね。でも、ROOMで公開する写真を撮影する時は、スナップとはちょっと撮り方を変えてみましょう。紹介する家具や雑貨などに対するあなたが感じた「ステキ」を、見るひとに共有してもらってこそROOMの楽しさは広がっていきます。「記録のための写真」ではなく、ステキを「伝えるための写真」を撮るのです。それでは早速「伝えるための写真」を撮るコツを……という前に、一番大切なこと。それは、なにを伝えたいのか、はっきりとイメージすることなのです。
伝えたいものに「スポット」を。
たとえばあなたのお気に入りのマグカップ。あなたが気に入っているのはそのカタチ? それとも色? 雰囲気? 気に入っているポイントを改めて意識して、それを見る人に伝えるにはどんな写真にするのが良いのか考えてみましょう。たとえば、カフェオレを入れてテーブルに置くことでライフスタイル感を演出したり、白い空間に置いて色やデザインを強調したり。「伝えるための写真」を撮影するには、テクニック云々の前に、実はそういった意識がとても大切なのです。
シンプルな構図がおすすめ
撮影時の一番のポイントは、写真の中に「余分なものを入れない」こと。たとえば被写体の周りに、他の家具が中途半端に見切れたりして、写真の中がごちゃごちゃしてしまうと、見る人は被写体に集中できなくなってしまいます。シャッターを切る前に、画面の四隅を見渡してみましょう。普段は中央にある被写体しか意識していないので、意外と「余分なもの」が入ってしまっていることに気がつくはずです。カメラの向きを変えたり、実際にものを避けるなどして、メインの被写体を邪魔するようなものをなくすことで、よりシンプルに、被写体の良さが伝わる写真になります。
さて、次回はもうワンステップアップするためのコツをお届けします。そのアイテムを使っていることで生まれるライフスタイル感や空気感を切り取るためのちょっとした演出とは? おたのしみに。
PICKUP ROOM
編集部が見つけた、ステキなROOMユーザーのみなさん。
いろいろな人をフォローして、ROOMのフィードを賑やかにしてみてくださいね!
- ちゃりんちゃりん さんの ROOM
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- アイテムのそれぞれに付けているコメントが秀逸!パパのリアルなつぶやきが見ていて楽しいROOMです。
- REUNIT さんの ROOM
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